[解 説] 「銘鑑（名鑑/見立/番付）」は、江戸時代に始まったもので、園芸植物について品種の品位、人気の動向、希少価値などによってその品種を格付けし、また優れた新品種を紹介したりする一種のランク付一覧表で、相撲番付にならって番附表、品種銘鑑、花競、花合せ、見立競、見立鏡、見立甲乙録、見立相撲、見競角力、名寄取組、種類競、位鑑、名集録などの呼称があります。現在は「銘鑑」が主流となっています。世界的に見ても、日本の古典園芸界独特の慣習であり、資料としても大変貴重なものと考えられています。
遠江錦葉珍木同好會刊 昭和16年３月 395mm X 545mm 金黒２色印刷 1点 縦1本折れ目有り。欄外、裏面に経年によるシミ、ヤケ少々、全体に若干キバミ、縁全体に小ヨレ、小切込み数カ所有り。欄外左上角に極小さい欠損有り。
駿河珍木同好會初版/静岡市谷田・杉山翆生園複製 昭和16年春撰/複製時期の記載無し（昭和後期頃の複製か？） 395mm X 535mm 和紙にモノクロ影印復刻印刷 1点 縦に1本折れ目有り。上下縁に極小さいヨレ、切れ込み数カ所有り。
駿河珍木同好會刊 昭和17年春 385mm X 540mm 金墨２色印刷 1点 縁全体に極小さいスレ、切れ目、折れ目少々有り。
古典園芸/東洋蘭・春蘭・ケイ蘭・金龍邊・葉蘭(ようらん)・建蘭（駿河蘭）
全國東洋蘭連合會撰 昭和42年 380mm X 540mm 金黒二色印刷 右上角に小折れ目有り。裏面に小ヨゴレ、全体に経年によるキバミ、シミ少々有り。
全國日本春蘭連合會刊 昭和45年２月撰 380mm X 530mm 金黒二色印刷 1点 裏面に小ヨゴレ、全体に経年によるキバミ、シミ少々有り。
全國日本春蘭連合會刊 昭和45年２月撰 380mm X 530mm 金黒二色印刷 1点 全体に経年によるキバミ、シミ少々、縁全体にヨレ、シワ少々有り。
（銘鑑）「ケイ蘭銘鑑」 ＊ケイ＝草冠に惠
浪花寺町舎刊 明治26年 380mm X 515mm 海老茶・墨２色刷 １点 個人印１ヶ所、縦横に四つ折りした折り目有り。下部欄外縁に小さい切れ目１ヶ所有り。
美濃國大垣・龍海堂刊 明治26年１月改正 400mm X 515mm 墨１色石版刷 １点 縦に３本，横に１本折り目有り。欄外に個人蔵印１ヶ所有り。内容：明治中頃に一大ブームが起きて人気が出た金龍邊/金稜邊/金陵邊/キンリョウヘンの貴重品、貴品、稀品を計74品種収録。
愛知県名古屋市・虎穴庵、東関堂刊 発行年記載無し（明治20-30年代頃か？） 海老茶１色石版刷 １点 縦に５本，横に２本折り目有り。折り目に沿って右半分に、スレによる極小さい穴が数カ所有り。右下に極小さいシミ数カ所有り。ただし、どちらも内容に全く影響無し。明治中頃に一大ブームが起きて人気が出た金龍邊/金稜邊/金陵邊/キンリョウヘンの名品、貴品を計61品種収録。
（銘鑑）「金龍邊蘭銘鑑 第九號」
日本金龍邊愛蘭會刊 昭和35年１月撰 390mm X 545mm 金墨朱３色印刷 １点 裏面に経年によるシミ少々、欄外下部に小切れ目数カ所有り。内容：明治中頃に一大ブームが起きて人気が出た金龍邊/金稜邊/金陵邊/キンリョウヘンの逸品、貴品を計109品種収録。
（銘鑑）「葉蘭一覧表 第拾壱號」
京都・泉月堂刊 明治25年７月撰 380mm X 520mm 金墨２色刷 １点 裏に個人印１ヶ所、縦に１本，横に２本折り目有り。全体に経年によるシミ、ヤケ若干有り。
[注]「葉蘭（ようらん）」とは「葉蘭（ハラン）」とは異なり、東洋ランの変り葉、貴品、稀品のみを集めて葉芸を楽しむ東洋ラン愛好の一つで、春蘭柄物、ケイ蘭、金龍邊も含まれる。
京都社中刊 明治27年５月改正 365mm X 515m 金墨二色石版刷 縦に1本、横に２本折り目有り。折り目にそって擦り切れ、小穴数カ所有り。上部欄外余白部分がトリミングによりカット、また欄外余白左右下部が若干トリミングされています。左３分の1には「五品所有者」（金光簾、王光縞、太神冠、白光縞、瀧津瀬の上位５品）として東海地区（静岡、愛知）と関西圏を中心に63名の名前と居住地域を記載。発起人６人の氏名も記す。
尾張國一宮町・青桃館刊 明治33年２月改 395mm X 550mm 海老茶・墨２色刷 １点 経年によるヤケ、シミ少々有り。縦に3本，横に3本折り目有り。
[注]「葉蘭（ようらん）」とは「葉蘭（ハラン）」とは異なり、東洋ランの変り葉、貴品、稀品のみを集めて葉芸を楽しむ東洋ラン愛好の一つで、春蘭柄物、ケイ蘭、金龍邊も含まれる。
大阪萩之茶屋社中・冨貴園内、取扱 牧野與三吉 大正５年2月撰 390mm X 530mm 緑黒２色石版刷 1点 縦３本、横1本折り目有り。全体に経年によるキバミ、ヨゴレ、ヤケ、シミ、スレ、ヨレ、ツカレ、イタミ少々有り。折り目にそって擦り切れや小穴有り。ただし判読不明ヶ所無し。建蘭（ケンラン）は駿河蘭の別名。中国福建省から出たのでその呼び名がある。強剛な葉姿から雄蘭（オラン）の呼び方もある。中国では四季蘭、馬耳蘭とも呼ばれる。
古典園芸/富貴蘭・風貴蘭
日本富貴蘭會刊 昭和33年春撰 390mm X 540mm 金墨朱３色印刷 １点 全体に経年によるヤケ、キバミ、ヨゴレ、シミ少々有り。四隅に画ビョウ刺し穴各１ヶ所ずつ有り、また左下隅に極小さい欠損有り。
日本富貴蘭會刊 昭和33年春撰 390mm X 540mm 金墨朱３色印刷 １点 全体に経年によるヤケ、キバミ、ヨゴレ、シミ少々有り。また、左上隅欄外に大きな欠損１ヶ所と正面上にも小欠損１ヶ所、右下に10cm程度の切れ目が１ヶ所（補修済）、縦横に四つ折りした折り目有り。ただし、銘鑑部分には何ら影響は無く、品種名は全て読めます。
日本富貴蘭會刊 昭和36年春撰 390mm X 540mm 金墨紫３色印刷 １点 全体に経年によるヤケ、キバミ、ヨゴレ、シミ少々有り。縦１本、横３本折り目有り。状態良好。
日本富貴蘭會刊 昭和49年度撰 390mm X 540mm 金墨紫３色印刷 １点 裏面にシミ少々と小セロテープ貼り２ヶ所有り。表面は状態最良。
近畿風貴蘭会刊 昭和52年度撰 390mm X 540mm 金墨紫３色印刷 １点 経年による若干のヤケ、ヨゴレ、シミ、小切れ目有り。縦に折れ目５本有り。
（銘鑑）「長生草見立鑑」
愛知長生社中刊 明治17年５月撰 330mm X 505mm 墨茶２色木版刷 １点 惜しむらくは、全体四段の内、上から２段目が完全に欠損しています。縦の長さは本来380-390mm位あったと思われます。その他、シミ，虫食い少々、スレ，折り目少々有り。上１段と下２段を継ぎ合わせ、全体に裏打ちし補強済み。本銘鑑は「長生蘭の栽培と増殖」（堀内一博著、1990/平成２年初版、池田書店刊）のp.51に完全なものが掲載されています。不完全版ながら、歴史的な価値を考慮し敢えて出品します。
附録（オマケ）１点：「長生蘭の栽培と増殖」（堀内一博著、1990/平成２年初版、池田書店刊）からp.51に掲載された「長生草見立鑑」（明治17年刊）の完全版縮小コピー１点。
以上、銘鑑１点と附録１点１組（バラ売り不可）
日本長生蘭聯合會刊 昭和29年１月撰 380mm X 540mm 金墨朱３色印刷 １点 全体に経年によるヤケ、ヨゴレ少々有り。四隅、欄外縁に画鋲の穴数カ所有り。
日本長生蘭連合會刊 昭和32年１月撰 390mm X 540mm 金墨朱３色印刷 １点 全体に経年によるヤケ、ヨゴレ少々有り。欄外上部縁隅に画鋲穴数カ所有り。
（銘鑑）「長生蘭銘鑑 第六號」
日本長生蘭連合會刊 昭和33年刊 395mm X 550mm 金墨朱３色印刷 １点 全体に経年によるヤケ、ヨゴレ有り。縁上部欄外に１cm〜２cmの幅 X 28cmの長さにわたり欠損有り、また縁右側欄外に小欠損１ヶ所有り。ただし、銘鑑部分には全く影響無し。
（銘鑑）「長生蘭銘鑑 第壹號」
日本長生蘭趣味協會刊 昭和35年1月撰 390mm X 540mm 金墨朱３色印刷 １点 全体に経年によるヤケ、ヨゴレ少々有り。
日本長生蘭連合会刊 昭和42年 395mm X 545mm 金墨朱３色印刷 １点 美品
日本長生蘭連合会刊 昭和42年 395mm X 545mm 金墨朱３色印刷 １点 品種名上にチェック付多数有り。
名古屋會主刊 明治16年３月 380mm X 520mm 和紙に墨赤２色刷 １点 経年によるヤケ、シミ少々有り。下部欄外中程に極小さい虫喰有り。全体に折り目が縦に５本，横に１本有り。
京都西京・水谷宗輔刊 明治21年１月改正 410mm X 565mm 墨１色石版刷 １点 縦２本、横１本折り目有り。欄外下部左端に小欠損とイタミ少々有り。
神戸 催主・澤谷伝七刊 明治25季仲秋撰 410mm X 550mm 金墨２色石版刷 １点 縦３本、横１本折り目有り。銘鑑右側に小ヤブレ穴有り、ただし内容には影響無し。欄外上部、下部縁に小イタミ有り。
尾張・北條金玉堂刊 明治26年２月選 400mm X 545mm 金墨２色石版刷 １点 欄外上部縁に小イタミ有り。銘鑑品種名上に朱色チェック付多数有り。欄外右角に品種数「一百二十八種」の書込み有り。
京都市新町・泉月堂刊 明治27年1月撰 385mm X 520mm 金墨朱３色石版刷 1点 縦に1本，横に２本の折り目有り。右半分に万年青の鉢植え図と染月堂店主、泉藤三郎の挨拶文、左半分は万年青の21品種の銘品録。状態最良。美品
（銘鑑）「萬年青銘鑑 第十八號」
京都市新町・泉月堂刊 明治27年1月撰 385mm X 520mm 墨一色石版刷 1点 縦に1本，横に２本の折り目有り。表面下部縁に小シミ有り。裏面に小シミ、小ヨゴレ有り。状態良好。
以上２点1組（バラ売り不可）
愛知県三河・碧南社刊 明治27年1月撰 395mm X 555mm 金墨二色石版刷 1点 縦に３本，横に1本折り目有り。左端上角に小欠損1ヶ所、縁に小スレ、小切れ目数カ所有り。表面、裏面中央にに小シミ有り。状態良好。
（銘鑑）「萬年青銘鑑 第四號」
愛知県三河・碧南社刊 明治29年1月撰 405mm X 555mm 金墨二色石版刷 1点 縦に３本，横に1本折り目有り。上下縁に沿って小スレ、小イタミ有り。銘鑑の品種名上に墨でチェック（点）付数カ所有り。状態良好。
（銘鑑）「萬年青銘鑑 第五號」
愛知県三河・碧南組合刊 明治30年1月撰 395mm X 555mm 金墨二色石版刷 1点 縦に３本，横に３本折り目有り。下部縁に沿って小スレ、小イタミ有り。銘鑑の品種名上に朱色でチェック（点）付数カ所有り。状態良好。
（銘鑑）「萬年青銘鑑 第六號」
愛知県三河・碧南組合刊 明治31年1月撰 405mm X 555mm 金・海老茶色二色石版刷 1点 縦に３本，横に１本折り目有り。上部右角に小欠損、左上角に小ヨゴレ、左下縁に沿って小イタミ、小欠損有り。状態良好。
（銘鑑）「萬年青銘鑑 第七號」
愛知県三河・碧南組合刊 明治32年1月撰 400mm X 545mm 金・海老茶色二色石版刷 1点 縦に３本，横に１本折り目有り。縁全体にわたって小スレ、小イタミ、小穴数カ所有り。左側欄外にヨゴレ有り。
以上５点1組（バラ売り不可）
三河碧南社刊 明治29年１月撰 390mm X 550mm 金墨２色印刷 １点 縦に５本，横に１本折り目有り。右半分に小虫食い穴、上下欄外に小切れ目数カ所有り。全体にわたりキレイに裏打ち補修済。
愛知県・花木安次郎刊 明治29年1月改 405mm X 555mm 金墨二色石版刷 1点 縦に1本折り目有り。上部縁に少々スレ有り。全体に経年によるヤケ少々有り。美品。
（銘鑑）「萬年青銘鑒」
愛知県・花木安次郎刊 明治30年1月改 395mm X 545mm 金墨二色石版刷 1点 縦に３本、横に1本折り目有り。上部欄外に品種名記入有り。下部縁に経年による僅かなスレ有り。状態良好。
以上２点1組（バラ売り不可）
愛知名古屋市・萬盛堂刊 明治30年1月改選 410mm X 545mm 金・海老茶色二色石版刷 1点 縦に３本，横に1本折り目有り。上下縁に少々スレ有り。状態良好。美品。
（銘鑑）「萬年青銘鑑 第七號」
愛知名古屋市・萬盛堂刊 明治31年1月改選 395mm X 545mm 金・海老茶色二色石版刷 1点 縦に３本，横に1本折り目有り。上下縁に少々スレ有り。状態良好。美品。
以上２点1組（バラ売り不可）
愛知県名古屋市・仙心堂 近藤嘉市刊 明治30年１月改 405mm X 555mm 金と海老茶２色印刷 １点 右端に「雑種特別附録」として紫金牛ノ部、葉蘭ノ部、松葉蘭ノ部、風蘭ノ部、細辛ノ部、セッコク部を掲載。縦に３本、横に１本折り目有り。欄外上部に１ヶ所小欠損、右端縁に小切れ目２ヶ所有り。
遠州濱松・大橋小吉、名古屋・加藤彌十郎、京都・加藤聰治郎、神戸・中村忠兵衛、東京・大嶽文六撰/刊 明治30年１月改 400mm X 540mm 金墨二色石版刷 １点 全体に経年によるキバミ、縁小イタミ、品種名の上に赤丸またはチェック数カ所有り。赤字にて品種名訂正4ヶ所、赤線にて削除２ヶ所有り。縦に１本、横に１本折り目有り。横折り目に沿ってスレによる切れ目、少穴あき有り。裏面左角に墨による年号書込み１ヶ所、小シミ少々有り。経年の割には状態良好。判読不明ヶ所無し。
静岡県伊豆國・河内利作、濱松・大橋小吉撰/刊 明治33年１月１日改 400mm X 550mm 金墨二色石版刷 １点 縦に１本、横に２本折り目有り。縦折り目に沿ってスレによる極小の穴有り。品種名上に赤鉛筆と個人印によるチェック数ヶ所有り。裏面左角に墨による年号書込み１ヶ所有り。経年の割には保存状態良好。
名古屋市・堀田松喜園刊 明治34年撰 400mm X 555mm 海老茶１色石版刷 縦に１本、横に３本折り目有り。品種名の上に個人印によるチェック数ヶ所、朱色にて品種名訂正１ヶ所有り。裏面左角に墨による年号書込み１ヶ所有り。経年の割には保存状態良好。
（銘鑑）「細辛見立鑑」
伊勢國・森六三郎、尾張國・春日井吉太郎、名古屋市・木下馨、名古屋市・池田長一郎、名古屋市・水野善蔵、名古屋市・天源、名古屋市・笑遊軒、名古屋市・細艸園、名古屋市・鶴鳴館、名古屋市・伊藤太右衛門、以上細辛社中刊 明治33年７月改 395mm X 545mm 海老茶色１色印刷 １点 欄外四隅に経年による極僅かなスレ、イタミ有り。
日本細辛連合會刊 平成７年 390mm X 540mm 金墨朱３色印刷 日本細辛連合會刊の「細辛銘鑑 第43号」１点 ガラス張り額装。状態最良。額縁付。美品
「世話人 諸国 雑竺、於 三陽選之」と有り 天保七申春刊（天保７年/1836） 515mm X 360mm（縦長版） 和紙に墨1色木版刷 1点 横に３本折り目有り。右側欄外に経年によるヨゴレ、シミ少々有り。日本松葉蘭連合会刊「松葉蘭」（昭和46年初版）によると、松葉蘭関連では現存する最古の一枚刷り銘鑑とのことです。極めて美品。
浪花・植木屋三（？）代藏、同 喜助筆写/撰/刊（？） 「天保十五申辰年六月再版」との記載有り 360mm X 490mm 和紙に墨1色直筆版 1点 縦と横に1本ずつ四つ折りの折り目有り。朱色筆によるチェック、小丸付け（当時のものか？）少々有り。撰者の「浪花植木」の後の「屋 三」の２文字が破れて欠損しています。小虫喰穴数カ所有りますが、十分判読可能。天保15年（1844）の発行は、現存する松葉蘭/竺蘭関連の一枚刷の資料としては天保７年発行の「日本国松葉蘭見立甲乙録」に次ぐものとして貴重です。「四天王」（４品種）、「六歌仙」（６品種）、「奇品部」（41品種）、「棒葉部」（９品種）、「斑入部」（14品種）、「奇物部」（10品種）、以上合計84品種掲載有り。
浪華南北社中刊 萬延元年(1869)/昭和43年影印複製 390mm X 530mm 和紙に墨１色印刷 １点 縁下部に小さなヨゴレ１ヶ所有り。
浪華社中刊 明治13年第５月改正 394mm X 530mm 和紙に墨１色印刷 １点 縁のトリミングに若干不揃いな箇所有り。極美品
大日本松葉蘭同好會刊 昭和13年４月撰 395mm X 545mm 金墨２色印刷 １点 経年によるヤケ、スレ少々有り。縁に沿って全体に縦に折れ目多数有り。右中程に約３cmの切れ目（補修済）有り。
静岡縣松葉蘭同好會刊 昭和17年１月撰 383mm X 540mm 金墨２色印刷 １点 縦に３本、横に１本折り目有り。全体に経年によるヤケ、キバミ、シミ、ヨゴレ、スレ少々有り。左右上部欄外角に画びょうの穴１個ずつ有り。全盛稀貴品６品種、全盛貴品５品種、全盛13品種、別格貴品14品種、逸品20品種、貴品20品種、新品２品種、以上計80品種の掲載有り。
（銘鑑）「松葉蘭銘鑑」
日本松葉蘭連合會刊 平成14年選 405mm X 565mm 金墨緑赤４色印刷 １点 裏面下部に少ヨゴレ有り。全体に経年による僅かなヨゴレ、小スレ、小ヨレ有り。 全盛貴品（６品種）、別格稀貴品（10品種）、全盛（６品種）、最高稀貴品（６品種）、貴品（14品種）、逸品（17品種）、欄外に新登録（１品種）、以上計60品種掲載有り。
日本巻柏連合會刊 昭和40年４月撰 390mm X 540mm 金墨２色印刷 １点 経年によるヤケ、ヨゴレ有り。欄外真中下部に小切れ目１ヶ所（補修済）、欄外四隅に画鋲の穴各２ヶ所ずつ有り。
日本巻柏連合會刊 昭和41年４月撰 390mm X 540mm 金墨２色印刷 １点 経年によるヤケ、ヨゴレ少々有り。欄外上部に小切れ目多数と小欠損１ヶ所有り。欄外右中程１ヶ所、下部２ヶ所に小切れ目有り。銘鑑真中全体に小穴多数有り。ただし内容に影響は極僅か。欄外四隅に画鋲の穴各１ヶ所ずつ有り。
日本巻柏連語会刊 平成20年撰 470mm X 635mm 金墨薄緑色３色印刷 1点 最新刊、新品同
全日本南天協會刊 昭和43年１月撰 385mm X 530mm 金墨２色印刷、モノクロ写真２点掲載有り。１点 縁下部に極小さい切れ目数カ所有り。
全日本南天協會刊 昭和46年４月選 385mm X 530mm 金墨２色印刷、モノクロ写真２点掲載有り。１点 美品
東京・北口社中刊 明治28年１月更正 390mm X 550mm 金墨２色刷 １点 縦に１本，横に２本の折り目有り。その他状態最良、極美品。
（銘鑑）「百両金」
愛知麟鳳社刊/くさぐのや再版 明治16年１月撰 後年再版（詳細不明。昭和、戦後か？） 325mm X 470mm 外飾り枠は無く、銘鑑の品種名のみ彫られた版木を用いて後年摺られたもの。「くさぐのや」の朱色の落款押し１ヶ所有り。墨１色木版刷 １点 百両金（カラタチバナ）の別品、一品、変化樹、稀品、全部で143品種の掲載有り。
附録（オマケ）：１）銘鑑「百両金」（明治16年刊）のオリジナルのカラーコピー版１点。縮小版ながら100mm X 130mm本来の姿を確認できます。１点
２）「盆栽流行史」（此君園主人著、昭和９年初版、立命館出版部刊）から「第一章 江戸時代の流行、一 立花（百両金）」（pp.3-10）のコピー版。１点
３）「園藝大辭典 第一巻」（石井勇義編著、昭和19年初版、誠文堂新光社刊）から「からたちばな」（PP.481-483）のコピー版。１点
以上、銘鑑１点と附録３点１組（バラ売り不可）
（銘鑑）「平成十年度 百両金銘鑑 第二號」
出雲百両金萬両同好會刊 平成10年撰 430mm X 615mm 金墨２色印刷 １点 状態最良。 全盛貴品、全盛、親木之部、次第別格貴品、逸品次第、群望、新規登録の順に計65品種の品種名を配列掲載した百両金(カラタチバナ)銘鑑。
附録（オマケ）：１）「越後百両金見立鑑」（白黒コピー版） 新潟県百両金培養研究・飯塚一則作 B4判 １点 起源、幹色・葉形・葉芸による品種分類表、用語解説を掲載。
２）「百両金見立鑑 第七號」(白黒コピー版) 大正三年１月改撰 鳳鳴園刊 A4判 １点 原版の状態に起因する不鮮明なヶ所が少々有り。ほぼ判読は可能。
３）（カラーコピー版）「百両金優良品種解説（仮名）」 出所、年代他の詳細は不明 A4判 １点 カラー写真８点、計10品種をカラーで紹介し、特徴を解説。
４）（白黒コピー版）「百両金についての熟語」（用語解説） 詳細不明 B4判 １点 手書きの用語解説、銘鑑判読に役立つ13種の熟語を掲載し、詳しく解説。
以上、銘鑑１点と附録４点１組（バラ売り不可）
愛知観棕會刊 昭和16年３月撰 395mm X 545mm 金墨２色印刷 １点 縦に３本、横に１本折り目有り。全体に経年によるヤケとキバミ、シミ、ヨゴレ、スレ少々有り。左右上部欄外角に画びょうの穴数個ずつ有り。別格稀貴品２品種、全盛稀貴品２品種、全盛貴品10品種、全盛20品種、新登録貴品12品種、以上計46品種の掲載有り。
（銘鑑）「花菖蒲 番付/銘鑑」
堀切村・武藏屋瀧藏（武蔵園） 日付無（昭和10年頃に余儀なく閉園と文献にあるので昭和初期頃か？） 390mm X 280mm (縦長版) 和紙に墨1色木版刷 1点 縦に３本、横に５本折り目有り。表に藏印1ヶ所、裏に「花菖蒲一覧表 堀切村 武藏屋瀧藏」の墨書き小紙（和紙）裏貼り、下部角に「昭和十一年、、、」の書込み有り。武蔵園は小高園、堀切園、吉野園と並ぶ堀切の花菖蒲園の老舗。昭和1０年頃の閉園とすると、閉園直前の銘鑑と思われます。経年のヨゴレ、キバミ、シミが若干有り。図録「特別展 堀切菖蒲園 葛西花暦」（1995/平成７年 葛飾区郷土と天文の博物館刊）P.65に掲載の「武藏園花菖蒲番付」（個人蔵）とは内容が異なります。また刷りの状態も本番付の方がかなり良好。虫食、イタミも無く美品。
（銘鑑）「櫻草銘鑑」
園藝時報第三拾壹號附録 明治37年５月１日発行 東京府荏原郡品川町・妙華園刊 365mm X 780mm 黒1色印刷 １点 全体に経年によるキバミ、縦に６本、横に１本折り目有り。折リ目に沿ってスレ、少々イタミ有り。判読不明ヶ所は無。内容：戦前に繁栄を見た妙華園発行の顧客向け広報誌「園藝時報」（明治34年12月１日創刊、月刊）の第31号附録として制作された「桜草銘鑑」。最優等種１種（大明錦）、優等種４種、左右に甲(22+23)、乙(23+23)、丙(49+50)、丁(48+48)、番外(9+9)の順に配列。計309品種名の掲載と各花の特徴を記しています。共同撰者（発売所）として東京府豊島郡上駒込村・伊藤太郎吉の名が見られる。
（銘鑑）「大日本草木花見立相撲」
撰者、版元の記載無し（江戸時代後期頃か？ 欄外に「書林兼草紙屋」と有り。） 175mm X 235mm 墨一色木版刷 1点 縦に折り目もしくは切れ目1本有り、ただし裏に古布による裏打ち補強済（もしくは製本のための綴じ用の補強か？）。全体に経年によるキバミ、クスミ、スレ少々有り。欄外には虫食い小穴数カ所、小破レ数カ所有り。「東ノ方艸の部」とあるのみで、もう片方の「西ノ方の部」が欠落している可能性大。また、「木の部」も有ったかかも不明。「大関 四月 牡丹花、関脇 六月 蓮の花、小結 四月 芍薬花、前頭 五月 百合花他、菊、蘭、桔梗、芙蓉、葵、等」総計65種の野草、草花の記載有り。入手先の古書店目録には「浪花木版刷物」と副題が付いており、他にも「浮世日照よいこまる見立相撲」、「江戸橋名寄尽並びに掘」、「浮世うれしいよふて役にたつもの」他、1枚物のバラ売りも出品有り。その他詳細は不明。判読不明ヶ所無し。
藤坂四渓撰 昭和15年６月刊（珍鉢愛好會創立記念） 255mm X 360mm 黒一色印刷 1点 経年によるキバミ若干有り。その他、状態最良。「支那窯」を右に、「日本窯」を左に、珍鉢、稀品、貴品を多数記載。名鑑中のカッコ内の数字は、雑誌「盆栽」に連載の「珍鉢圖録」所掲の番号で、その下に細字で、取材当時の持ち主を記載。
＋＋以上(No more pages) 近日中に順次追加される予定です＋＋