「ヒマラヤの青いケシ　Meconopsis, The Himalayan Blue」
大場秀章著/冨山稔写真　2006(平成18)年初版　山と渓谷社刊　A5判　223頁　表紙カバー付、帯付。新品。内容：待望久しかった日本人の手になる本邦初の本格的、総合的な「ヒマラヤの青いケシ、メコノプシス属モノグラフ」が遂に完成。著者は東京大学総合研究博物館教授、専門は植物分類学。全50種についてカラー写真と共に詳細な植物学的解説を加える。青いケシのふるさと、ヒマラヤ・中国奥地の自然、青いケシ発見の十九世紀、プラントハンターとモノグラフの二十世紀、メコノプシス属の分類体系とその変遷、種についての解説、他。

「ヒマラヤの青いケシとその仲間たち　メコノプシス栽培への挑戦」
続木忠治著　2008(平成20)初版　文一総合出版刊　B5判　127頁　表紙カバー付、帯無。新品同。内容：著者は北海道小樽市で赤岩園芸見本園「花の園」を経営。以前から海外との植物交流を通じ、青いケシの栽培技術を研究。1990年開催の国際花と緑の博覧会（大阪花博）に青いケシを出展。入手・栽培可能なメコノプシス属の花図鑑と経験的栽培法の解説。カラー写真図鑑（メコノプシス花図鑑、実生からの生育過程。開花を終えたメコノプシス、葉や茎につく朝露、イギリス花の旅、赤岩園芸のロッケリー、青いケシのグッズ）。解説頁（メコノプシス栽培への挑戦：栽培歴、試行錯誤、栽培の記録、栽培のヒント、管理、楽しみ方、栽培の先進国の栽培家たち、入手法、見られる場所、他）。

「千葉盈子写真集　青いケシの咲くところ　WHERE THE BLUE POPPIES BLOOM」
千葉盈子写真/著　平成２(1990)年初版　東京新聞社出版局刊　200mm X 220mm　序/目次6＋写真図鑑86頁　表紙カバー付、帯無。裏表紙見返しに値段票（ラベル）剥がし跡有り。その他状態最良。内容：「青いケシ」に魅せられ、1979-1988年にかけてネパール、ランタン谷へ2回、インド、花の谷へ2回、中国、四姑娘山麓へ３回の撮影旅行を行い、この間に出逢った10種類以上の青いケシや珍しい高山植物、そこに住む人々の写真で構成されたカラー写真集。写真掲載植物にはラテン語学名付。植物同定では国立科学博物館金井弘夫博士、英国王立植物園学芸員、北海道小樽市赤岩園芸代表の続木忠治氏の協力、指導を仰ぎ完成。日本語、英語併記の国際版仕様。　 　

（英）"THE POPPIES OF INDIAN REGION"
by H.S. Debnath & M.P. Nayar (1986年初版　インド政府Botanical Survey of India刊)　B5判　扉/序/目次８＋192＋カラー写真２＋モノクロ図版32頁　表紙カバー付。使用感少なく，状態最良。内容："Flora of India"(インド植物誌)編纂のため数々の植物モノグラフ（単一植物群に関する総合解説書）を出版してきたBotanical Survey of India(インド植物学術調査委員会)が刊行した「インド地域のケシ科植物誌（モノグラフ）」。著者のNayar博士は同調査委員会の代表者(Director)。本書はDebnath氏がNayar博士の指導の下、博士号取得のために調査、研究しまとめた論文。両者は、本書準備のためシッキム地方の高地を踏査し、何種かの固有種や標本を採集。分類を基本に、属検索表、各属についての植物学的詳細な解説(Argemone、Dicranostigma、Eschscholtzia、Glaucium、Meconopsis、Papaver、Roemeria）、花粉の形態、種子の形態、Hypecoum属の分類法、参考文献、科学的/ラテン語名、地方呼称/俗称リスト、他。分布地図11点、１頁大モノクロ線描画41点、カラー写真は４点（Meconopsis）、モノクロ写真は花粉、種子の顕微鏡写真多数。解説は英語。