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本草学/江戸園芸資料

書籍番号
書籍名/内容解説
状態 定価(\/円)
 
本 草 学
   
03635

日本古典全集 本草和名 上巻・下巻
与謝野寛、正宗敦夫、与謝野晶子共編/校訂 大正15年初版 非売品 日本古典全集刊行会刊 洋装文庫判 上巻:「本草和名解題」12頁+影印復刻128頁、下巻:影印復刻120頁+「本草和名訓纂」52頁 天金、ハードカバー上製版。全2巻2冊1組。(バラ売り不可)経年によるスレ、ヨゴレ、ヤケ、キバミ少々有り。内容:延喜18年(918)に大医博士深根(江)輔仁が、醍醐天皇の勅を奉じて撰述した「本草和名(ほんぞうわみょう)」18巻が成る。その後幻となっていたものが、丹波元簡(多紀元簡)によって、たまたま幕府紅葉山文庫中にその古写本が発見され、校訂を加えて寛政8年(1796)に初めて上下2冊の刊本がなった。この寛政版も稀覯本だが、幸い徳川末期の学者勤王家西川吉輔藏の版を「日本古典全集」第一回刊行に加えたが、後に文学博士大槻文彦氏の愛蔵する古典籍の中に、森枳園父子の詳細な書き入れをした寛政版が有ることを知り、その上下二巻を写真銅版にて復刻して本書とした。(巻頭解題より抜粋)

A
12,000
14017

(中)「植物名實圖考 (全38巻)」、「同 長編 (全22巻)」
清 吾其濬(ご・きしゅん)撰 1880年中国清朝時代初版/1993年木版復刻 中国・文物出版社刊 山西省古建築保護研究所蔵版 B5判 糸綴 全80冊 帙入り(全16函) 完全揃1組
内容:中国清朝末期に作成された長大な植物図説。本編(木版図版)と長篇(解説)から成る。「植物の名と図図版とより成り、古来の本草を多く引用した、いわば植物図説。(中略)吾其濬以降の中国植物学書は、日本の植物学の影響を受けることが多いので、この書は純粋に中国人の手になる(中国から日本にもたらされた)渡来植物書の最後のものとして、また、中国の植物を知るために、大きい意味がある。」(上野益三著「日本博物学史」講談社学術文庫より)薬草のみならず植物全般を対象とした中国初の本草書として名高く、『図考』には実物に接して描いた、かつて中国本草になかった写実的図もある牧野富太郎博士の蔵書にも本書の初版が有り、幕末/明治期の植物学者の伊藤圭介も高く評価したと言われています。解説は全編中国語。

S
240,000
15008
(中)「植物名實圖攷(考) (全38巻)」、「同 長編 (全22巻)」
清 吾其濬(ご・きしゅん)撰 1880年中国清朝時代初版/中華民国22年(1933)縮刷版影印復刻初版 B6判 洋装本 「図攷」モノクロ図版829頁+索引38頁、「長篇」1,129頁 個人蔵書印各1ヶ所ずつ有り。本体天部、底部にヨゴレ、全体にシミ、日焼ケ少々有り。 全2冊完全揃1組
内容:中国清朝末期に作成された長大な植物図説。本編(木版図版)と長篇(解説)から成る。「植物の名と図図版とより成り、古来の本草を多く引用した、いわば植物図説。(中略)吾其濬以降の中国植物学書は、日本の植物学の影響を受けることが多いので、この書は純粋に中国人の手になる(中国から日本にもたらされた)渡来植物書の最後のものとして、また、中国の植物を知るために、大きい意味がある。」(上野益三著「日本博物学史」講談社学術文庫より)薬草のみならず植物全般を対象とした中国初の本草書として名高く、『図考』には実物に接して描いた、かつて中国本草になかった写実的図もある牧野富太郎博士の蔵書にも本書の初版が有り、幕末/明治期の植物学者の伊藤圭介も高く評価したと言われています。解説は全編中国語。
50,000
11009

(中)「植物名實圖考 上冊 (巻一至巻十九)」、「 下冊 (巻二十至巻三十八)」
清 吾其濬(ご・きしゅん)撰 1880年中国清朝時代初版/中華民国63年(1974 台湾)縮刷版影印復刻再版 B6判 洋装本 「上冊+下冊」序/目次8頁+モノクロ図版892頁 「楊家駱主編 中国学術名著第二輯 中国科学名著第一集第第一冊、第ニ冊」として再版された2冊(図版編のみ)。「長篇(解説編)」は欠。 上下全2冊完全揃1組
内容:中国清朝末期に作成された長大な植物図説。本編(木版図版)と長篇(解説)から成る。「植物の名と図図版とより成り、古来の本草を多く引用した、いわば植物図説。(中略)吾其濬以降の中国植物学書は、日本の植物学の影響を受けることが多いので、この書は純粋に中国人の手になる(中国から日本にもたらされた)渡来植物書の最後のものとして、また、中国の植物を知るために、大きい意味がある。」(上野益三著「日本博物学史」講談社学術文庫より)薬草のみならず植物全般を対象とした中国初の本草書として名高く、『図考』には実物に接して描いた、かつて中国本草になかった写実的図もある牧野富太郎博士の蔵書にも本書の初版が有り、幕末/明治期の植物学者の伊藤圭介も高く評価したと言われています。解説は全編中国語。

A
30,000
23002

「生活の古典双書 絵本野山草
橘保国著/平野清校訂/岩佐亮二解説 宝暦5年(1755)初版 文化3年(1806)再版/昭和57年(1982)影印復刻版初版 八坂書房刊 B6判 276頁 外箱付 1冊 原本は巻一〜巻五の全5冊。「草花木185種を図示、名称の他に短い注を加え、所々に詳しい解説を載せる。」(「日本博物学史」上野益三著より) 

A
3,200
17002

江戸科学古典叢書24 植学啓原・植物学
宇田川榕庵著「理学入門 植学啓原」(天保5年/1834年刊)、英国・韋兼臣 輯訳/李善蘭 筆述「植物学」(中国清朝/1858年刊)、昭和55年影印復刻初版 恒和出版刊 影印382頁+解説22頁 本体ピニールカバー付、外箱付。 解説は上野益三と矢部一郎が担当。 

12,000
18003 岩波文庫 農業全書
宮崎安貞編録/貝原樂軒刪補(校訂)/土屋喬雄校訂・解説 1977(昭和52)年第7刷 岩波書店刊 文庫判 376頁 表紙カバー無し(元々有ったかは不明) 状態最良。内容:元禄10年(1697)に初版。全10巻、附録1巻(附録のみ貝原樂軒著)。本書は岩波文庫による復刻版。初版は1936(昭和11)年。本書は1977(昭和52)年第7刷。江戸時代の農書の代表的なもの。徳川初期の中頃より中期の初めまでのわが国の農耕技術の集大成。九州、中国、畿内までの地方を著者の宮崎安貞が遍歴して実地に見聞した結果に基づく地方農業の縮図。参照しやすくコンパクトな文庫判1冊に収録。
A 5,000
03201

植物渡来考
白井光太郎著 昭和4年初版 岡書院刊 B6判 口絵モノクロ写真2+序/目次13+本文288頁+1頁(復刻版よりコピーにてp.289のみ補完。奥付の対向ページで附録「薬草六十品目録」最終の1ページのみ) 外箱付、ただし箱には個人蔵印1ヶ所と経年によるスレ、ヤケ、ヨゴレ少々有り。本体は天金、ただし見返に個人蔵印1ヶ所、全体に点シミ多、また最終10頁にわたって上部と真中に薄い小シミあり。経年の割には状態良好。内容:外来の栽培植物の来歴を草部、木部の二部に分け和書、漢書、洋書等を丹念に調べて検証。植物和名はカタカナ表記でイロハ順に配列。引用出典和書、漢書他を記載、名称(和名、漢名、渡来名、別名、方言)を出典書と共に記し、詳細な来歴を解説。製本時のミスにより欠落していたp.289のみ1頁を影印復刻版よりコピーにて補完。昭和50年(?)頃には影印復刻版(有明書房刊)も出た。

売切
16017 植物渡来考
白井光太郎著 昭和4年初版の影印復刻版(不明) 有明書房刊 B6判 序/目次13+本文289頁 外箱付、ただし箱には経年によるスレ、ヤケ、シミ、ヨゴレ、イタミ少々有り。本体は状態良好。内容:初版は昭和4年、本書は昭和50年(?)頃の影印復刻版(有明書房刊)。外来の栽培植物の来歴を草部、木部の二部に分け和書、漢書、洋書等を丹念に調べて検証。植物和名はカタカナ表記でイロハ順に配列。引用出典和書、漢書他を記載、名称(和名、漢名、渡来名、別名、方言)を出典書と共に記し、詳細な来歴を解説。
A 8,000
23006 野の花の手帖
大場秀章監修/尚学図書・言語研究所編 平成元年(1989) 小学館刊 A5判 xii + 208頁 + 索引8頁 彩色図版と文献例とで綴る野の草の文学図鑑。江戸時代の本草学者、岩崎常正の稀覯本「本草図譜」(彩色図譜)から多数の図版を初公開。 
S 6,000
23007 木の手帖
大場秀章監修/尚学図書・言語研究所編 平成3年(1991) 小学館刊 A5判 x + 206頁 + 索引8頁 江戸博物画と用例による樹木歳時記。近世博物画、岩崎灌園「本草図譜」から代表的樹木図を約190種カラーで掲載。
S 6,000
23008 魚の手帖
望月賢二監修/尚学図書・言語研究所編 平成3年(1991) 小学館刊 A5判 x + 178頁 + 索引8頁 江戸時代の図譜と文献で綴る魚の歳時記。江戸後期に各種の博物画を残した毛利梅園の「魚譜図」より171種の日本産の魚図をカラーで掲載。 
S 6,000
15003 江戸の博物学者たち
杉本つとむ著 1985(昭和60)年初版 青土社刊 B6判 375頁 帯、表紙カバー付。目次3頁にわたり赤線引少々有り。全体に経年によるスレ、ヤケ、シミ若干有り。内容:本草学の起源と展開、蘭山と本草学の形成、畔田翠山の時代と名物学、本草学と植物学、他。
A 6,000
15004 現代教養文庫 江戸の科学者たち
吉田光邦著 昭和44年初版 社会思想社刊 文庫判 261頁+索引9頁 表紙カバー付。ただし全体に経年によるヨゴレ、シミ、ヤケ少々有り。内容;関流をめぐる人びと(関孝和たちと会田安明)、本草から大和本草へ(貝原益軒)、本草から博物学へ(稲生若水、小野蘭山)、日本歴の誕生(渋川春海)、町人天文学者たち(麻田剛立の一門、高橋至時、間重富)、測量事業の推進者(伊能忠孝)、幸福な蘭学の始祖(杉田玄白)、異端の科学者(平賀源内)、電気学の正統(橋本宗吉)、桂川家の人びと、宇田川家の人びと、悲劇の科学者たち(シーボルトとその門下、高野長英、高橋景保)、農業技術の変革者(宮崎安貞、大蔵永常)、科学者小伝、参考文献、他。
2,000
       
       
 
江戸園芸資料
   
22639

十九世紀日本の園芸文化 江戸と東京、植木屋の周辺」
平野恵著 平成18(2006)年初版 思文閣出版刊 A5判 モノクロ口絵2+目次6+503+付録/図版一覧/索引31頁 表紙カバー付、帯無。カバーには若干のスレ、僅かに縁ヨレ有り。本体中身は使用感無く状態最良。内容:近世後期から明治前期、19世紀における園芸文化史を江戸・東京を中心に叙述。旧来の園芸史では言及されなかった本草学・見世物研究分野を視野に入れ、また大田南畝らが主導した化政期以降の狂歌界との関連を指摘するなど文芸分野との統合をはかり、「園芸文化」という新しい領域を開拓する意欲作。モノクロ図版70余点。第一部:連と園芸品評会の流行(下町における園芸植物の流行ー変化朝顔と小万年青を中心にー、「連」から植木屋へ、近世後期における変化朝顔流行の形態)、第二部:園芸と本草学(本草学者・岩崎灌園の園芸における業績、植木屋柏木吉三郎の本草学における業績)、第三部:植木屋の隆盛(花暦出板と園芸文化、梅屋敷から花屋敷へ、十九世紀江戸・東京の植木屋多様化)、付録(十九世紀園芸文化関係地図、年表)、索引(人名、事項、史料名)、他。

25,000
22736
「日本農書全集 第55巻 園芸二 養菊指南車 植木手入秘伝 剪花翁伝
校注・執筆:今江正知、秋山伸一、君塚仁彦 1999(平成11)年初版 (社)農山漁村文化協会刊 A5判 口絵モノクロ写真4+500+付録13頁 表紙カバー付、帯付、総クロース(布)装丁。使用感なく状態最良、新品同。「月報」(8頁)付。内容:肥後菊の花壇仕立ての方法を四季を追って詳述した「秀島流栽菊秘伝 養菊指南車(ようぎくしなんしゃ)(肥後)」(文政2年/1805年、秀島英露著)。江戸や京都で流行した各種鉢物の品評会の様子と手入れ法などを記した「植木手入秘伝(うえきていれひでん)」(文政年間、著者未詳j)。数百種の生け花用の草花、花木の栽培法、水揚げ法、接木法などを解説した「剪花翁伝(せんかおうでん)」(嘉永4年/1851年、中山雄平著)の3冊の完全現代語訳と詳細な解説。江戸の園芸の技を現代語で読める。 平成のガーデニング愛好家へ、江戸からのおもわぬ贈り物!品種、栽培法から水揚げ、観賞の仕方まで、江戸の園芸の技を現代語で読む。『剪花翁伝』は、数百種の生け花用の草木・花木の栽培法・水揚げ法・接ぎ木法などを解説。糸桜、きりんそう、ぎぼうしなど約400種。花名総索引付き。『植木手入秘伝』は、江戸や京都で流行した各種の鉢物の品評会の様子と手入れ法を詳述。おもと、松、椿、南天などなど、珍品・奇品を中心に約300種。『養菊指南車』は、肥後菊の花壇仕立ての方法を季節を追って詳しく解説。
本全集(全72巻)では「同 第54巻 園芸一 花壇地錦抄」(1995/平成7年初版)も出た。

15,000
22734
日本庭園の植栽史
飛田範夫著 平成14(2002)年初版 京都大学学術出版会刊 A5判 435頁 表紙カバー付、帯無。使用感なく状態最良、新品同。内容:著者は京大卒、長岡造形大学デザイン科教授(出版時)。日本庭園と風景、作庭、造園関係の著書多数あり。日本庭園史における植栽を初めて通史として記した専門書。本書では、これまで日本庭園の変遷史を研究する中で構成要素としての植栽を問題とすることが少なかった状況を踏まえ、日本庭園の植栽についての通史を完成させ,植栽という新たな角度から日本庭園史を見直す試みをしています。特に近代については、江戸時代の回遊庭園の植栽の特質、園芸品種の与えた影響、庶民がたのしんだ行楽地の植栽を調査。また歴史上の植物名は実際には何に該当するか,古代,中世、近世に分けて比較することで植栽の歴史を概観。中国文化の影響下(奈良時代),寝殿造庭園の時代(平安、鎌倉時代)、枯山水と露地の時代(室町、安土桃山時)、回遊式庭園と洋風庭園の時代(江戸、明治、昭和前期)、花壇・生垣・禁忌・植物名、引用文献、収録図版一覧、索引、他。
15,000
22735
学術選書 江戸の庭園 将軍から庶民まで」
飛田範夫著 2009(平成21)年初版 京都大学学術出版会刊 新書判 序/目次10+273頁 表紙カバー付。内容:著者には他に「日本庭園の植栽史」(京都大学学術出版会刊、2002年初版)の著書が有る。 東京と大阪の違いはなんだろう?その一つが、緑地である。東京には大阪に比べ圧倒的に広い緑地庭園があり、その多くは大名庭園に由来する。しかし大阪との違いを説明する理由は、どうもそれだけではなさそうだ。将軍や大名の庭園はもちろん、これまであまり重視されなかった町人や農民の庭と、それらを支えた技術集団植木屋の活動に注目し、植木鉢から大庭園まで、園芸の隆盛をとおして、江戸・東京の魅力のルーツに迫る。江戸の植木屋、将軍の庭園、大名の庭園、旗本・御家人の庭園、寺院・神社の庭園、農民・町民の庭園、膨張する都市江戸、庭園の功罪と江戸からの警告、図版一覧、索引、他。

23003
雑誌「歴史と旅 2001/3月号 総力特集 江戸のガーデニング
歴史と旅編集部編 2001(平成13年)3月初版 秋田書店刊 B5判 190頁 表紙には小スレ,小縁ヨレ、小角折れ、ヨゴレ少々有り。本体全体には経年によるキバミ有り。本体中身は使用感無く状態最良。 内容:巻頭カラー図版13頁、特集77頁。「江戸の園芸の不思議」(西山松之助)、「フォーチュンの見た江戸人の自然観」(田中優子)、「花を見る人々 ー 醍醐の花見から」(白幡洋三郎)、「花癖将軍と呼ばれた徳川三代」(青木宏一郎)、「変化朝顔ブームを支えた二人の男」(渡辺好孝)、「花にあそぶ江戸のひとびと」(小笠原亮)、他。
A
5,000
23005
プロが教える園芸秘伝 江戸の園芸 平成のガーデ二ング
小笠原 亮著 平成11年(1999)初版 小学館刊 B6判 240頁 帯と表紙カバー付。ほぼ未使用、未読、新品同。内容:江戸に咲いた花文化、江戸の花模様(ツバキ、ボタン、ツツジ、カエデ、ウメ、サクラ、カラタチバナ、キク、変化アサガオ)、江戸の園芸人(花に魅入られた人々、伊藤伊兵衛、徳川秀忠、松平定信、水野忠暁、松平定朝)、「雅」と「粋」の園芸(奇品、珍品の蒐集と栽培、斑入り、矮生植物、品評会と番付作り、命名を楽しむ、江戸の花見)、時は巡るー平成のガーデニング(江戸に学べ現代園芸、園芸産業の今後、未来の園芸)、花と生きる、古書・図譜の蒐集ー雑花園文庫、江戸の園芸書一覧、他。
1,300
22568
大江戸カルチャーブックス 江戸の花競べ 園芸文化の到来」
小笠原左衛門尉亮軒(小笠原亮)著 2008(平成20)年初版 青幻舎刊 B5判 115頁 表紙カバー付、帯付。内容:著者は江戸園芸資料蒐集家にして研究家。自宅に雑花文庫と称する貴重文献資料蔵書庫を有する。本書は全頁カラーにて著者の貴重な蔵書の中から多数をお披露目し、世界を驚愕させた江戸の花文化の様子や珍草奇木の数々を解説。いけ花の大流行、草花愛好ブームの魁、世界一の庭園都市江戸の植木屋、樹木の庭から花の庭へ、珍草奇草の流行、江戸の花見、外来植物も大歓迎、外国人が好んで持ち帰った日本の植物、江戸の園芸書並びに刷り物年表、他。豊富な資料とカラー版パノラマワイドで展開し、ヴィジュアル的にも充分楽しめる。
世界を驚愕させた江戸の花文化。珍草奇木の誕生。ガーデニングのルーツは江戸にあった。300年の泰平のなか、さまざまな芸術文化が大きく発展した。園芸や花作りも例外ではなく、「生け花」は興隆を見せ、草花愛好ブームは魁となり、 梅、椿、牡丹などの花木から、カラタチバナ、オモト、キク、アサガオなど、品種改良に驚くべき発達を見せ、多くの園芸書の出版を見た。上は天皇から将軍まで、加えて庶民層に至るまで、花作りに情熱を傾けた江戸の人びと。本書では、当時の資料をもとに植物の種類ごとに取り上げ、その情熱の有り様や楽しみ方を紹介します。
著者は本名、小笠原亮。江戸の植物研究家。若年より花作りに情熱を傾け、京都大学農学部研究生として瀬川弥太郎氏に師事した後、1957年名古屋園芸(株)を創業。現在はアサガオやキク作りを行う傍ら、江戸時代の園芸資料蒐集と研究にのめり込んでいる。著書には『江戸の園芸・平成のガーデニング』ほか多数。
 

90010

江戸と北京 ー英国園芸学者の極東紀行ー」
ロバート.フォーチュン著/三宅馨訳 昭和44年第2版 廣川書店刊 B6判 口絵モノクロ図版3点+序/目次18+365頁 外箱、帯付、ただし経年によるヤケ、シミ、ヨゴレ、スレ有り。個人蔵印2ヶ所。
内容:初版は昭和44/1969年。本書は昭和44年第2版。"YEDO AND PEKING A Narrative of A Journey to the Capitals of Japan and China" by Robert Fortune(1863)の日本語訳版。本書は1860年代開国直後に日本に滞在したイギリスの著名な一園芸学者の眼を通して綴られた、異色溢れる日本見聞録。幕末から威信への激動期にかけて、当時わが国の政治、経済、風俗、人情、気候,庶民の園芸生活、産業等が、その非凡な観察により生き生きと浮き彫りにされます。植物観察紀行としてすぐれているだけでなく、文中の挿絵は当時を偲ぶ貴重な資料でもあります。

23364

講談社学術文庫 幕末日本探訪記 江戸と北京」
ロバート.フォーチュン著/三宅馨訳 平成17(2005)年文庫判第14刷 講談社刊 文庫判 363頁 表紙カバー付、状態最良。内容:本書は「江戸と北京」(昭和44/1969年初版、廣川書店刊)の文庫判。初版は平成9(1997)年。巻末解説は白幡洋三郎著。英国生まれの世界的プラントハンターが,植物採集のため幕末の長崎,江戸、北京などを歴訪。団子坂や染井村の植木市など各地で珍しい園芸植物を手に入れるだけでなく、茶店や農家の庭先、宿泊先の寺院で庶民の暮らしぶりを自ら体験。日本の文化や社会を暖かな目で観察する一方、桜田門外の変、英国公使館襲撃事件や生麦事件など生々しい見聞をも記述。幕末日本の実情をつぶさに伝える貴重な探訪記。 

1,200
22569

コロナ・ブックス61 江戸のガーデニング
青木宏一郎著 1999(平成11)年初版 平凡社刊 215mm X 165mm 118頁 表紙カバー付、帯無。カバーには若干のスレ有り。本体中身は使用感無く状態最良。内容:平凡社刊のビジュアル重視の好奇心ガイドブック「コロナ・シリーズ」の1冊。著者は千葉大学園芸学部造園学科卒、公園計画設計が専門。本書掲載の貴重な江戸時代の刷り物、図版のほとんどは元千葉大園芸学部教授の岩佐亮二(故人)氏のコレクションで、執筆時には存命で岩佐氏から教示を得たとのこと。著者は園芸を行楽、環境、レジャーの面から考察。花と緑の江戸、江戸を彩った花々(椿、楓、牡丹、菊、躑躅、金生樹、春の七草、秋の七草、梅、朝顔、百合、桜草、撫子、花菖蒲)、江戸園芸の特徴、他。全頁カラー。

18544

ちくま新書 江戸の園芸 自然と行楽文化」
青木宏一郎著 1998(平成10)年初版 筑摩書房刊 新書判 206頁 表紙カバー付、状態最良。内容:著者は出版時に千葉大学園芸学部緑地・環境学科講師を退職後、(株)森林都市研究室室長在任。江戸時代の豊かな自然風土のもとで「風流」という日本独自の文化を生み出した。その代表的なものがツバキ、ツツジなどの園芸の流行であり、ウメに始まりキクで終わる花見であった。江戸期の園芸書のイラストを参考に、江戸の行楽へと誘う。江戸の園芸、花見、自然観、行楽(行楽地の経営、行楽活動)、自然環境、風土。

売切
18546
江戸の花見
小野佐和子著 平成4年(1992)初版 築地書館刊 B6判 197頁 表紙カバー、帯付。ただし、本体底部に出版社処分扱い赤印1ヶ所有り。内容:都市の開かれた祝祭空間、演劇空間として「花見」を再評価するユニークな「花見の文化史」。著者は千葉大園芸学部助教授(造園、緑地・環境学科)。
S

1,700

21010
東肥花譜 肥後の花と人と」
山崎貞士著 昭和56年初版 熊本日日新聞社刊 B6判 目次2+本文248頁 帯、表紙カバー付。ほぼ未使用、状態最良。内容;肥後山茶花の始祖である著者の祖父の、花をいちずに愛し、一徹な情熱と、無私のこころで肥後の花を守り、育てられた一人の武士の生涯の記録が、当時の様々な社会を背景に、極めて興味深く描き出される。肥後六花考(肥後の花連、椿、芍薬、花菖蒲、朝顔、菊、さざんか)、一瓶の花、上草園植物名彙、盆栽百躰松、元治年間京洛日記、日本一の巨人、古書愛情、回憶忽忙、他。
A
8,000
22679

肥後六花撰
肥後銘花保存会編 昭和49年初版 誠文堂新光社刊 B4判 扉/序/目次10+357頁 限定1500部の内愛蔵家番号付。本体総クロース(布)装 二重函(本体用特製総クロース装帙+輸送箱付) 輸送用箱には背ヤケ、色アセ、スレ,イタミ少々有り。帙(ちつ)には若干スレ、小シミ有り。本体中身には全体にキバミ、全体にわたり白地に薄いシミ多数有り。内容:「ガーデンライフ」誌上にて昭和45年から「武士の園芸・肥後六花撰」を連載したことが発端となり、長期の取材、資料収集が実り、実現した豪華カラー写真写真図鑑。武士の園芸(肥後武士の園芸総論)、肥後椿(肥後椿文化史、肥後ツバキの沿革と研究概要、肥後ツバキ一覧表、肥後芍薬文化史、芍薬花品評論、肥後シャクヤクの植物学的考察、肥後シャクヤク品種一覧)、肥後花菖蒲(肥後花菖蒲文化史、花菖培養録、肥後ハナショウブ園芸学的考察、群芳帖品種一覧、肥後ハナショウブ品種一覧表)、肥後朝顔(肥後朝顔文化史、凉花会 朝顔培養法、肥後アサガオ栽培と特性、肥後アサガオ品種一覧表)、肥後菊(肥後菊文化史、養菊指南車、肥後ギクの植物学的特性、肥後ギク品種一覧表)、肥後山茶花(肥後山茶花文化史、肥後サザンカの特徴と作り方、肥後サザンカ品種一覧表)、カラー品種図版索引、他。 

売切
18013

「細川家伝来 肥後の名花譜 『牡丹・芍薬生写』『群芳帖(肥後花菖蒲図譜)』『蕣(朝顔)・百合・雑』より
解説・塚本洋太郎、山崎貞士 昭和61年初版 京都書院刊 295mm X 285mm 292頁 本体総クロース(布)装 二重函(本体用特製箱と輸送箱付) 輸送用箱には背ヤケ、色アセ、スレ,小イタミ有り。外箱と本体中身は使用感無く状態最良。内容:江戸末期頃に肥後藩で栽培された主な花卉類(ボタン、シャクヤク、ハナショウブ、キク、スカシユリ、ナデシコ、セキチク、アサガオ)を写生した彩色図譜から200点以上をカラーで掲載。当時の肥後藩の園芸技術の高さが忍ばれる豪華図譜。牡丹31図、芍薬29図、花菖蒲89図、菊27図、百合31図、石竹・撫子4図、蕣4図。カラー240頁。解説編:「序文」(細川護貞著)、「熊本(肥後)花菖蒲について」(吉田毅著)、「肥後の名花譜刊行によせて」(栗屋強著)、「肥後の名花譜」(塚本洋太郎著)、「肥後六花考」(山崎貞士著)、他。 

48,000
22927
江戸奇品解題
浜崎 大 著 2012(平成24 )年初版 幻冬舎ルネッサンス刊 B6判 280頁 ハーカバー、表紙カバー付、帯付。内容: 「奇品」とは「かわりもの」という意味で、斑入りや葉変わりなど、人為的に手を加えることなく自然に変異した植物の「葉」に、美と希少性を見出す鉢植え文化を指す。江戸時代半ばに日本で生まれた世界唯一の文化で、「奇品家」と呼ばれた江戸の粋人たちは植木の葉の微妙な変化を独自の感性でとらえ、深い愛情を注いで栽培した。花の美しさを愛でる植栽や、人間が自分好みに手を加えて育てる盆栽、植物をモノとして扱おうとする近代園芸とは全く異なった文化であり、江戸奇品を探ることで、江戸の人たちの繊細な美意識と、豊かな精神世界が見えてくる。江戸の奇品家たちが収集した植木鉢や、当時の貴重な文献資料・図版も多数収録(巻頭のカラー口絵ページでも一部紹介)。
江戸時代半ばに花開くも、わずか100年で廃れてしまった世界唯一にして幻の鉢植え文化「奇品」の全貌を紐解く。人為的に手を加えることなく、自然に変異した斑入り・葉変わりの草木を愛した江戸の奇品家たちの、高い美意識と豊穣な精神世界。美しいカラー図版も多数掲載。
著者について:
1966年、東京都豊島区生まれ。雑誌編集者で、『雑誌の死に方』『女性誌の源流』を著した浜崎廣の長男。1972年より埼玉県所沢市に住む。1989年、大東文化大学経済学部経済学科を卒業後、株式会社改良園に勤務。現在同社で月刊誌『園芸世界』を編集。

       
       
 
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