薔薇（バラ）

「LA ROSE　ばら・花図譜」
鈴木省三著　1990(平成２)初版　小学館刊　260mm X 215mm　398頁　表紙カバー付、外箱（天、地がクロース/布装）付。使用感無く状態最良、新品同。内容：著者は世界から"Mr.Rose"と称されたバラ界の大御所、著名なバラ・ブリーダー（育種家）。出版当時は、京成バラ園芸研究所長。1,000種におよぶ原種、オールドローズ、モダーンローズの解説、歴史、文化史、原種の系統、現代バラの系統の他、色素から香料分析にまで言及。カラー頁(pp.7-217)：ハイブリッド・ティー・ローズ、ティ・ローズ、フロリバンダ・ローズ、ポリアンサ・ローズ、ミニアチュア・ローズ、クライミング・ローズ、ハイブリッド・パーペチュアル・ローズ、シュラブ・ローズ、原種、亜種、原種間交雑種、バラの文化史、日本と世界のバラ園、本文解説：バラの起源と文化史、系統と分類、品種改良・栽培の歴史、形態、バラの花色、香り、品種改良・繁殖の技術、世界と日本のバラ園、巻末「品種解説」（アルファベット順配列）、索引。1996(平成８)年には再編集版「ばら・花図譜　国際版」（小学館刊）も出た。　

「主婦の友ポケットBOOKS　持ち歩き　バラの品種図鑑」
高木絢子監修/主婦の友社編　平成20(2008)年初版　主婦の友社刊　新書判　255頁　表紙カバー付、帯無。内容：コンパクトで持ち歩きに便利なポケット版花色別バラの品種図鑑。１頁に１品種ずつ合計234品種を収載、品種名、分類、花形、花径、樹形、樹高、香り、咲き方、作出国、作出年、特性や特徴、来歴、栽培のヒント等の解説を掲載。巻頭と巻末に概説として、バラの歴史と分類、分類図、花形と樹形、香り、栽培、苗の植えつけ方を解説。栽培カレンダー、バラ園ガイド、品種名索引付。

「デビッド・オースチン　イングリッシュローズ図鑑　(GAIA BOOKS)」
デビッド・オースチン著/平岡誠編/中谷友紀子訳　2007(平成19)年初版　産調出版刊　280mm X 236mm　303頁　表紙カバー付。内容： イングリッシュローズは、多くの長所と独特な美しさをもつことで世界中に知られていますが、デビッド・オースチンはより上質で好ましい品種を求めて開発を続けています。オールド・ローズの美しさや香りと、モダン・ローズの四季咲き性や豊富な花色との組み合わせは、どのように誕生したのでしょうか。本書では、彼の作品のなかで最も人気の高い品種と新品種の数々を、美しい写真と詳細な説明によって紹介しています。 イングリッシュローズは、多くの長所と独特な美しさをもつことで世界中に知られていますが、デビッド・オースチンはより上質で好ましい品種を求めて開発を続けています。オールド・ローズの美しさや香りと、モダン・ローズの四季咲き性や豊富な花色との組み合わせは、どのように誕生したのでしょうか。
本書では、彼の作品のなかで最も人気の高い品種と新品種の数々を、美しい写真と詳細な説明によって紹介しています。ここで採用したまったく新しい分類法によって、イングリッシュローズをさらに楽しみ、その多様性を理解することができるでしょう。
本来のイングリッシュローズである「オールド・ローズ・ハイブリッド」、見た目がややモダン・ローズに近い「リアンダー・グループ」、オールド・ムスク・ローズを基にした「イングリッシュ・ムスク・ローズ」、そして「イングリッシュ・アルバ・ハイブリッド」、何種類もの「つる性のイングリッシュローズ」。どのグループにも独特の美しさが備わっています。
イングリッシュローズは、バラの美しさに新たな次元をもたらしました。著者はオールド・ローズの花形に注目し、そこに多種多様な芳香や、好ましいシュラブの樹形や、四季咲き性を組み合わせました。それによって、イングリッシュローズは庭の花々のなかで最も美しく、かつ実用的な花になったのです。
素晴らしいローズ・ガーデンの写真と、バラの育て方や手入れの方法についてのアドバイスに富んだ本書は、すべてのバラ愛好家と園芸家にとって必携の一冊です。

（英）"The Quest for the ROSE　The Most Highly Illustrated Historical Guide to Roses"
by R. Phillips & M. Rix (1993年初版　英国BBC Books刊)　A4判　256頁　表紙カバー(dust jacket)付、ハードカバー版。カバーには若干のスレ有り、本体中身は状態良好。内容：英国で定評のある"PAN"園芸植物カラー図鑑シリーズを一躍世界のベストセラーに押し上げた人気のPhillips & Rixのコンビにより、BBC放送で放映された同名のテレビシリーズを基に制作された画期的バラの図鑑。出版もBBC放送出版。原種、園芸種について古代から現代までの発達の歴史を豊富なカラー写真と共に解説。系統別園芸品種多数収載。収録総数1,000種以上、カラー写真1,000点以上。1996年にはソフトカバー普及版も出た。

「世界のバラ　Roses of the World 」
鈴木省三著　昭和31(1956)年初版　高陽書院刊　B5判　巻頭カラー写真186＋解説136＋文中カラー写真11+品種解説リスト98頁　表紙カバー付、外箱付。ただし外箱とカバーには経年による若干のスレ、ヨゴレ、イタミ有り。本体表紙見返しには著者直筆の個人宛（個人名記入有り）謹呈の言葉記入と署名有り。その他使用感無く、状態最良。内容：著者は世界から"Mr.Rose"と称されたバラ界の大御所。出版当時は、とどろきバラ園主。本邦初のカラー写真をふんだんに用いた本格的な「バラのモノグラフ（単一植物に関する総合解説書）」。原色写真で見る世界のバラ（カラー写真アルバム）、栽培の四季、バラの歴史、栽培の理論、実生法、繁殖とその他の技術、バラと生活、品種の解説リスト、受賞品種一覧表、他。

「無農薬でバラ庭をー米ぬかオーガニック12カ月」
小竹幸子 著　2009(平成21)年初版　築地書館刊　A5判　157頁　ソフトカバー版　内容： バラ革命の本!
15年の蓄積から生まれた、米ぬかによる簡単・安全・豊かなバラ庭づくりの方法を紹介。各月の作業を、バラや虫、土など、庭の様子をまじえて具体的に解説します。著者が庭で育てているオーガニック・ローズ78品種をカラー写真付きで掲載。「うどんこ病対策レシピ」などコラムも充実。
15年の蓄積から生まれた米ぬかによる簡単・安全・豊かなバラ庭づくりの方法を紹介。各月の作業を、バラや虫、土など、庭の様子をまじえて具体的に解説します。著者が庭で育てているオーガニック・ローズ78品種をカラー写真付きで掲載。
著者略歴：東京都町田市で、オーガニックなバラ庭づくりを始めて16年。フルタイムで働く週末ガーデナー(出版時)。

◎本書は、全国のオーガニック・ローズ・ガーデナー51人に、おすすめのバラについてアンケートに答えていただいたものをまとめました。◎51人のおすすめのバラ358品種を「野生種」「オールドロース」「モダンローズ」の３つに分けて、分類別に紹介しています。◎各バラの紹介は、アンケートに寄せられた、育てている場所、育て方・仕立て方・剪定の工夫、咲き方、開花時期、花もち、花の色、花の魅力、香り、蕾・葉・とげの特徴、注意することとその対処法、そのバラとのエピソードなどのコメントから構成しました。実際に自分の庭で育てた経験からのコメントです。◎咲き方、香り、仕立て方、うどんこ病、黒点病などのアンケートデータも掲載。◎写真はすべて、51人が自分の庭で自ら撮影したものです。2986枚寄せられた写真のなかから、愛情あふれるベストショット632枚を掲載。
著者について：
1)1995年、東京都渋谷区に事務所兼住居を建築。狭い壁庭でバラ栽培を続けている。職業は、フリーランスのコピーライター。コマーシャルのアイデアに煮詰まっては庭仕事に逃げこむ“ちょこちょこガーデナー”。最初の２シーズンは、ガーデニング雑誌などの栽培ノウハウを鵜呑みにして、化学農薬や漢方農薬をせっせと散布。インターネットで知り合ったバラ仲間たちと情報交換を重ねつつ米ぬかによる無農薬栽培を追求。以来13年間、壁庭はオーガニックなバラづくりの実験場と化し、飽きることがない。毎年、玄関のレモンの木から渋谷生まれのアゲハチョウがはばたいていくのが自慢だ。ブログ〈カジヴィジョン〉http://blog.livedoor.jp/kajivi/［主な著書］ 『バラはだんぜん無農薬』（築地書館）
2)東京都町田市で、オーガニックなバラ庭づくりを始めて17年。フルタイムで働く週末ガーデナー。ネット仲間と情報交換しながら、試行錯誤のうえ「米ぬかオーガニック」にたどりついた。工夫しながら作業を重ね、５月に満開のバラに囲まれるのは最上の幸せ。多少の虫食いはOK。おおらかな気持ちでバラ庭を楽しんでいる。庭の成長とともに大きくなった長男は今や大学生、次男は高校生。趣味は、園芸のほかに、パンやケーキ、家族が喜ぶおいしいものをつくることと、夫との小旅行。ホームページ〈庭造りの愉しみ〉http://yukikoo.web.fc2.com/ブログ〈Organic Roses〉http://yukiko17roses.blog48.fc2.com/［主な著書］ 『無農薬でバラ庭を』『バラはだんぜん無農薬』『はじめてのバラこそ無農薬』（すべて築地書館)

「薔薇　ALL ABOUT ROSES　ばら名花150・ばら栽培12ヵ月」
朝日新聞社出版局プロジェクト室編　昭和63(1988)年初版　朝日新聞社刊　255mm X 205mm　162頁　ソフトカバー版。経年によるスレ、キバミ少々有り。本体中身は使用感無く状態最良。内容：pp.4-59カラー写真版「優婉に咲き競う名花たち 150種と原種（「新作薔薇八首」塚本邦雄作添付有り）」、「バラの歴史と現代バラ」（鈴木省三）、「ルネッサンス美術におけるばら」（若桑みどり）、「バラ　その名前の起源と伝播」（矢島文夫）、「文学と薔薇」（吉田正彦）、「バラの香りの歴史」（中村祥二）、「バラの名画」、「バラ作り12カ月」（藤野昌也）、「全国バラ園ガイド」、各地ばら会名簿、主なばら苗販売業者、他。

「SEISEI MOOK ROSE SERIES　Mr. Rose　鈴木省三　僕のバラが咲いている」
野村和子監修　2000(平成12)年初版　成星出版刊　230mm X 180mm　128頁　表紙カバー付。カバーには経年によるスレ、ヨレ僅かに有り。本体中身は状態良好。内容：世界的な育種家（ブリーダー）が残した永遠の名花、夢と栄光の軌跡を多くの貴重な写真で綴る豪華ビジュアルブック。「聖火」、「光彩」、「芳純」など作出花56種を紹介。交友のあった各界の人が語る"Mr.Rose"の横顔。バラを夢見てバラに生きた人（小石川時代、下落合時代、とどろきばらえん時代、京成バラ園時代）、鈴木省三が残した仕事（作出花、交流、著作、他）、ミスター・ローズの横顔（縁の人々の思い出）、見果てぬバラへの夢（晩年の鈴木省三）、他。

「薔薇と生きて　自らが語る[薔薇の生涯]　103人が綴る[Mr. Rose]」
鈴木省三著/バラ文化研究所編　2000(平成12)年初版　B6判　口絵カラー/モノクロ写真８＋391頁　表紙カバー付、帯付。ただしカバーと帯には経年によるスレ、ヨレ、若干有り。本体中身は状態良好。内容：数々の美しいバラを残し、誠実な生き方を示し、惜しまれながらこの世を去った世界的バラの育種家、鈴木省三。遺稿となった自伝と、親交のあった103人の文章で実像に迫る。「鈴木省三自伝　バラと生きて」、「103人が綴る"ミスター・ローズ"」（青木正久、上田善弘、植村猶行、宇野昌彦、奥峰子、亀山寧、川上幸男、横井政人、G.Thomas、P.Beales。Mrs.B.Harkness、他）

（雑誌）「太陽　特集　薔薇(ばら)　'69/6　No.72」
1969年６月　平凡社刊　A4判　180頁　表紙は経年によるスレ、折レ少々有り。全体にキバミ有り。内容：pp.４-67「特集　薔薇（ばら）」：名画にみるバラ（並河亮）、バラを創った人々（並河亮）、バラづくし（並河萬里）、ばら祭り（白洲正子）、世界バラの旅（青木正久）、バラのロマンス（春山行夫）、美しいバラを咲かせるには（福岡誠一）、他。

「薔薇のパルファム　Le Parfum de la Rose 」
蓬田勝之著/石内都写真　2006(平成18)年第２刷　求龍堂刊　B6判　扉2＋254頁＋付図(二つ折)１点　表紙カバー付、帯付。新品同。内容：著者はパーフューマリー・ケミスト。世界で初めて薔薇の香りを６タイプに分類した香料分析のエキスパート。20年で約1,000種の薔薇の香りを調査。資生堂香料開発室を経て現在（出版時）バラ文化研究所理事。薔薇の肌、吐息、疵を写真家石内氏が芸術的に写し撮り、巻頭48頁にわたり作品を掲載、花を添えています。香りの化学者だけが知る薔薇の香りの秘話、薔薇をめぐる世界の物語，香りの最新化学を解りやすく解説した珠玉の書き下ろしエッセイ。巻末には「日本全国主要薔薇園ガイド」とカラー版「薔薇の香りの系譜図」付。　

（図録）「薔薇空間　宮廷画家ル・ドゥーテとバラに魅せられた人々」
宮澤政男、野村和子、松下由里(群馬県立館林美術館)、御巫由紀(千葉県立中央博物館)共著　2009(平成21)年初版　ランダムハウス講談社刊　297mm X 230mm　215頁　表紙カバー付、ソフトカバー版。使用感無く新品同。内容：産經新聞社他企画協力。2009年４月４日ー５月17日愛媛美術館、2010年２月20日ー４月４日長野県松本市美術館において開催された特別企画展展覧会「薔薇空間」の展示作品を紹介したカラー版豪華図録。本展はバラの画家として有名な植物画家、ル・ドゥーテの生誕250年を記念して企画開催されたもので、テーマを薔薇(バラ)だけに絞り、ル・ドゥーテの代表作「バラ図譜」を日本で初めて大判のフォリオ判にて全169作品を一挙に展示公開。その他、バラの研究家エレン・ウィルモット(1858-1934)の著作「」バラ属(The Genus Rosa)」に収められたアルフレッド・パーソンズ(1847-1920)のリトグラフ、日本のボタニカル・アートの草分け的存在である二口善雄(1900-1997)の水彩画の他、現代の人気フォトグラファー齋門富士男(1960-)がバラに魅せられて撮った最新作も合わせて展示、紹介。「バラ図譜」（コノサーズ・コレクション東京所蔵）の全169図版と扉絵１図版を１頁に１点ずつカラーにて掲載。「バラ属」からは13図版、「ばら花譜」から16図版を収載。貴重な展覧会の記録。

「図説　バラの世界　 (ふくろうの本／世界の文化) 」
大場 秀章 著/ 鈴木 せつ子 (写真)　2012(平成24)年初版　河出書房新社刊　214mm X 166mm　111頁　ソフトカバー版　内容： 紀元前2000年から現在まで、世界中で寵愛され続ける「バラ」の文化史。古今東西の品種と改良の歴史、世界のバラ園、バラに生涯を捧げた人々、バラと芸術など、豊富な図版とともに解説。「モダーン・ローズ」「オールド・ローズ」「原種」「バラの現在」「世界のバラ園」「バラと芸術」。6つの鍵から“バラ”を紐解く。
著者について：
大場秀章（おおば・ひであき）
1943年、東京生まれ。東京大学名誉教授。同総合研究博物館特招研究員。理学博士。専門は植物分類学、自然史科学、植物文化史。著書に『図説ボタニカルアート』『バラの誕生』『江戸の植物学』などがある。
写真：鈴木せつ子（すずき・せつこ）
1956年、神奈川生まれ。カメラマン、バラ、庭園研究家。世界中の庭園やバラを訪ね、撮影した品種は、2000以上、庭園は200を超える。著書に『はじめてのバラ育て』『バラ世界のローズガーデンを訪ねて』などがある。